2008年02月19日

東芝のHD DVD終息に思う

今回、真面目な話。

今日のニュースで東芝がHD DVDの事業終息を正式発表した。
ハイビジョン用ディスク規格は、BD(ブルーレイディスク)の
勝利に事実上なった。

それにしても東芝の判断は、早かった。
勝ち目が無いと判って傷口が広がらないうちにと敏速な対応。
選択と集中である。

株式市場では評価されての東芝株の上昇。

しかし、私は、このニュース・・・凄く悲しい。
私は、HD DVDもBDも持っていない。
でもHD DVDレコーダーを買った人の気持ちを考えると辛い。

それなのに東芝は、購入したお客様にお詫びの姿勢が無い。
これが悲しい。

メディアもディスクメーカと協議して供給し続けることを
約束し、アフターサービスもしっかりやるから問題無いだろう
というのが東芝の言い分。そのまま使ってもらって差し支えないと。

でも世間では、不利と言われていたHD DVDを買ったお客様は
値段が安いということもあるだろうが東芝という会社を
信用して買ったはずである。
東芝自身もHD DVDの方が優れていると信じていたからこそ
発売したはずだ。それをお客様も信じて買った。

今の世の中。勝ち負けデジタル時代。
勝負に負けたのは仕方ない。

でもその負けた規格の製品を買ったお客様に
申し訳ないという気持ちは、無いのだろうか・・・

企業としては、今回の敏速な対応は評価されるだろう。
東芝じゃなくても同じ対応をとっただろう。株主のために。
企業存続のために。
謝ることはマイナスイメージに繋がるからやらない。

でもあまりにもドライな対応が悲しい。
なぜこんな世の中になってしまったのだろうか・・・
それがなぜ正しい企業姿勢として評価されるようになったのか。

これは、大きなニュースになったが同じような小さな出来事が
いっぱい氾濫している。私の身の周りでも。
そうしなけれが生き残っていけないからだ。

甘いこと言ってんじゃねえよ!
奇麗事言ってんじゃねえよ!

と言われる。
みんな勝って生き抜くために必死に仕事してるんだと。

確かに会社が営業不振になって潰れたら大変である。
こんなブログ書いてる場合じゃなくなる。
会社が潰れたらお客様にも大きな損害を与える。

同じモノ作り会社のサラリーマンとして
こういうことを深く考え悩むことが多くなった。

考えただけでは意味がないと言われるが、
無神経に・・・鈍感になっていく自分が怖い。

鈍感力が今求められている。本が売れている。
今の世の中、仕事は仕事。とドライに割りきって
やってかないと自分が押しつぶされる。

事実押しつぶされそうになった。自分が自分を追い込む。
割り切ってやろうと思った。今もそう思う必要性を感じる。

でも どうしても自分は割り切れない。ドライになれない。

答えは、自分で見つけるしかない。


posted by トモヒロ at 23:14| Comment(2) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
この記事へのコメント
考えさせられる話でした。
一方で毎日のようにさまざまな謝罪会見を目にする。

東芝がユーザーに謝罪しないのも
責任の取り方のひとつ。
企業イメージを落とさないのは
一流企業としての大きな責任だから。

結局どちらも責任のとりように振り回されている構図。

みんなが「これは誰が悪いの?」って
なんでもかんでも追求している。
答えがでないことなんてありえないみたいに。
だから、先回りして自分は悪くならんように立ち回らなければならない。

なんだか疲れるなあ。
人間なんて未熟な生き物。
そうそう想定通りに事は進むわけないのに。

最近時代小説をよく読みます。
庶民のくらしを書いたもの。
天変地異や理不尽な事件に巻き込まれても
悲しみながら
「しょうがないね」「運がなかった」
って健気にどうにか次の日を生きていく術を考える。
そんな動物的なあきらめの暮らしに
新鮮な驚きをかんじました。

人様にご迷惑をかけたらごめんなさい。
やられた方も過ぎたことさと流して生きる。

そんな単純な人間関係が取り戻せたら
少しは生きやすくなるのかな。

すみません。主旨を大きくはずれましたが
同じくなんだか疲れているものとして語りたくなりました。

Posted by チロママ at 2008年02月20日 18:33
チロママさん、どうもです。

ちょっと感情的になりすぎたようです・・・(^_^;)

冷静になって考えると東芝が顧客に謝罪しない
のは、恐らく今度起こるだろう米国での訴訟。
社長も記者会見で想定してるとのコメントもあり、
謝罪したくても出来なかったのかもしれません。

こんな時は、原点に戻らないといかんかもです。
人生は、答えを見つける道じゃなく、常に自分に
問い続けていくものかもしれません。
Posted by トモヒロ at 2008年02月20日 20:19
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